業務の標準化はどの組織においても重要なテーマの一つと言えますが、マニュアル化によって従業員の創造性や業務の改善意欲を減退させるといったことが起こりがちです。業務の標準化に全員で取り組み、常にその標準自体が全員の協力によって更新され続ける状態を作るにはどうしたら良いのかを考えてみたいと思います。

最初の集合研修では推進役となるリーダー人材や管理職層に標準化の基本の習得を進めるとともに、標準化が組織全体の最適化につながるということをシステムシンキングを学びながら考えていきます。また、標準化において組織全体で取り組み、仮説、実行、改善を繰り返しながら組織の知を作り上げていくことをチーム学習の理論背景を学びながら考えていきます。

それらの材料を持ち、職場にて標準化を通して実現したい未来について職場の仲間と考えを深めていきます。その後、ホールシステムアプローチを活用したビジョンミーティングやアクションラーニングを基本とした振り返りミーティング等を定期的に行うことを通して、標準化をより高いレベルに引き上げていくとともに、組織の風土として定着させていきます。